トレイナート2016

トレイナートの季節がやってきた。紀南の駅をギャラリーにして展開されるアートイベントで、今年で三回目。田並劇場も本格稼働していたら全面的に協力したいところだが、まだまだ至らない・・・。

田並駅担当の林憲昭も一回目から参加し、田並駅で田並の移民に関する作品を展開しつつある。今年のテーマは「南洋館」。「南洋館」とは、田並小学校が木造校舎だった頃、校舎の片隅に建っていた資料館で、そこでは田並から海外へと出稼ぎに行った人々が持ち寄った様々な”珍しいもの”が陳列されていた。校舎が鉄筋コンクリートになってからも「新南洋館」として校舎の入り口に展示コーナーが設けられ、廃校になった今でも、誰にも見られないまま埃をかぶっており、田並の移民の歴史、そして過疎化する田並の現状を如実にあらわしている。

田並駅の駅舎に、田並在住のフォトグラファーである中井いづみさんに撮影協力をして頂いた、南洋館のさまざまな展示物の写真を額装して展示。写真の間に何箇所かドアスコープののぞき穴を設け、覗けるようになっている。その穴から覗いた風景は、かつて南洋館に足を踏み入れた子供達が、遠い海の向こうの国を想像したであろう風景をイメージした。

田並駅での展示は、トレイナート期間中(〜12月24日)までは展示されています。ぜひお立ち寄りください!

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2 thoughts on “トレイナート2016

  1. 天野直美

    お久しぶりです。古座川の山本さんに和歌山移住の現地見学ということで,お宅までおじゃまさせていただいた川崎の天野です。半年ほどの間に,田波劇場はどんどんきれいになり,林さんのおひげは急に伸び,精力的なお仕事ぶりにビックリしています。ドアスコープののぞき穴をのぞいた時の写真を拝見して,子どもの時大好きだった国語の教科書の初山滋の挿絵をいきなり思いだし,これは私にとって子どもの時の幸せな思い出に一瞬で連れていってくれるすてきな作品だと思いました。どうぞ,またすてきな作品を見せてください。今回はいけないので,トレイナートの成功ぶりをネットで楽しんでいます。

    1. tacota Post author

      お久しぶりです! ありがとうございます。そう、何か遠い海の向こうの神秘みたいなのを表現できればと製作しました。僕にとっては、小学校の図書館にあった怪奇冒険物の小説の挿絵です。また、こちらに来た折には、お立ち寄りください。

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