田並劇場名作映画セレクション『女は女である』
田並劇場名作映画セレクション『女は女である』 UNE FEMME EST UNE FEMME 2021年2月27日(土) 1回目 13:30 – 15:00 2回目 18:00 – 19:30 大人1500円 小中高生500円 未就学児無料 1961年/フランス=イタリア/84分/シネスコープ ■監督・脚本 ジャン=リュック・ゴダール ■原案 ジュヌヴィエーヴ・クリュニ■撮影 ラウル・クタール ■音楽 ミシェル・ルグラン ■出演 ジャン=クロード・ブリアリ/アンナ・カリーナ/ジャン=ポール・ベルモンド/マリー・デュボワ/ジャンヌ・モロー/カトリーヌ・ドモンジョ 映画界でヌーヴェルヴァーグの象徴とも言えるジャン=リュック・ゴダール監督。批評家としてデビュー後、1959年の『勝手にしやがれ』でデビュー、『気狂いピエロ(1965)』『カルメンという名の女(1983)』などで、独創的なカメラワークや大胆な編集技法によって映像表現の世界に革命をもたらした。近年においても『アワーミュージック(2004)』『イメージの本(2018)』と映画界に刺激を与え続けている。 とかく難解すぎて取っ付きにくいイメージがあるゴダール作品の中でも、最も見やすい(分かりやすい)映画が、長編3作目のこの『女は女である(1961)』。“登場人物が歌わないミュージカルコメディ”という発想に基づいて制作されたラブコメディ(?)。2019年12月に亡くなった女優アンナ・カリーナがヒロインを務め、ゴダール作品としては『小さな兵隊(1960)』につぐ2作目の出演となる。この映画主演後にゴダールと結婚し、公私ともにゴダールのパートナーとなり、ヌーベルバーグのミューズとして羽ばたいていく。『勝手にしやがれ』のジャン=ポール・ベルモンドがアルフレッド、『いとこ同志』のジャン=クロード・ブリアリがエミールを演じ、『5時から7時までのクレオ』『シェルブールの雨傘』などの名作曲家ミシェル・ルグランが音楽を担当。 ポップな映像にアンナの魅力に溢れる作品で、ゴダール映画初体験の方にオススメの映画です!! Story ジャン=リュック・ゴダールの長編第3作で、“登場人物が歌わないミュージカルコメディ”という発想に基づいて制作されたラブコメディ。キャバレーの踊り子アンジェラは一緒に暮らす恋人エミールに、今すぐに子どもが欲しいと言い出す。エミールはそんな彼女に戸惑いを隠せない。そこへ、アンジェラに想いを寄せる青年アルフレッドが現れ……