田並劇場名画セレクション『ウンタマギルー』9/23

映画

『ウンタマギルー』

2025年9月23日(火・祝)
9:45〜12:00 18:00〜20:15

大人1800円 大高中1000円 小学生以下無料

沖縄の日本返還直前の複雑な時代を全篇ウチナーグチ(沖縄言葉)で展開する創造劇。

多くの人々に愛された沖縄時代劇芝居「運玉義留」をもとに、時代設定を1972年の日本復帰直前におきかえた偶像劇で、海外でも絶賛された高嶺剛監督の代表作。
全編ウチナーグチ(沖縄語)で展開され、日本語字幕付きという珍しい作品である。
平凡な男が超能力を授かり、義賊となって悪徳商会などから盗みを働き、村人に分け与え、島中の人気者になっていくが、その背景には米軍統治下の沖縄があり、沖縄の複雑な立場が垣間見える。
主人公ギルーを小林薫、妹のチルーを戸川純、妖艶なマレーを青山知可子が演じている他、沖縄の名優たちが脇を固めている。
第63回(1989年)キネマ旬報 日本映画ベストテン第4位、第14回(1989年)報知映画賞 最優秀作品賞、ベルリン国際映画祭 カリガリ賞ほか受賞。

【ストーリー】
日本返還直前の沖縄で、製糖工場に勤める男、ギルー(小林薫)は、西原親方(平良進)の養女マレー(青山知可子)を誘い出し関係を持つが、そのことが親方に知られてしまう。また、マレーが豚の化身であることを知ってしまったギルーは親方の怒りを買い、妹のチルー(戸川純)の助言で運玉森に身を隠す。ギルーは森の妖怪キジムナー(宮里榮弘)から特殊な手術を受け、超能力を授かり、義賊・ウンタマギルーとなって米軍倉庫や悪徳動物商会から武器や食料を盗んでは、独立派のゲリラや貧しい村人に分け与え、島中の人気者となる。しかし、復讐をたくらむ親方の槍は執拗にギルーを狙っていた。

監督:高嶺剛 出演:小林薫、戸川純、ジョン・セイルズ、青山知可子、エディ、平良進、間好子、照屋林助、宮里栄弘、北村三郎、平良とみ、大宜見小太郎、赤嶺直美、グレート宇野、嘉手苅林昌、伊良波晃

1989/日本/120分/カラー ©1989 PARCO

出演:小林 薫、戸川純、青山知可子、平良進、間 好子、ション・セイルズ、照屋林助、エディ、平良トミ、宮里栄弘、北村三郎、大宣見小太郎、嘉手苅 林昌
制作総指揮:増田通二 製作:山田晶義 プロデューサー:伊東準—、針生夏樹 監督・脚本:高嶺 剛 提影:田村正穀 音楽:上野耕路 録音:川崎一義 照明:上田成幸 美術:星埜惠子

1989/日本/120分/カラー 製作・配給 パルコ ©1989 PARCO

田並劇場

田並劇場

本州最先端、和歌山県は串本町にある古い劇場をリノベーションし、2018年よりアトリエ、シアター、cafeとして運営しています。 〒649-3515 和歌山県東牟婁郡串本町田並1547 TEL 0735-70-1046 お問合せMail tacota@tanami.jp

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