『スケッチ・オブ・ミャーク』上映会 2024/7/21

映画

『スケッチ・オブ・ミャーク』上映会

2024年7月21日(日)
1回目9:30〜11:30、2回目13:00〜15:00、3回目18:00〜20:00

大人1500円 高校生以下無料

沖縄県宮古諸島。ここに沖縄民謡と異なる知られざる唄がある。それは、厳しい島での暮らしや神への信仰などから生まれた「アーグ」と「神歌」だ。その唄は宮古諸島に点在する集落の中でひっそりと歌い継がれてきた。特に御嶽での神事で歌われる「神歌」は、やむことのない畏敬の念をもって、数世紀に渡り口承で熱心に伝えられたものである。
ことは音楽家の久保田麻琴が、島でそれら貴重な唄に出会ったことに始まる。本作は、その唄を生んだ人々の暮らしを追うなかで、失われようとしている根源的な自然への怖れと生きることへの希望を見出したドキュメンタリーだ。監督の大西功一は、秘められた島の神事を追い、生活と信仰と唄がひとつだった時代を記憶する最後の世代である老人達を温かく見守りながら、かつての島の暮らしをスクリーンに鮮やかに浮かび上がらせた。

老婆達が神唄を歌う時、不思議な懐かしさがすべての人々の心を打つ
ミャークには、今まさに失われようとしている大切な「記憶」がある。老婆達は語る。かつて厳しい生活と信仰と唄が切っても切り離せないひとつの時代があったことを。そして今も老婆達の心を映すかのように、この島の御嶽では、神事の火が数百年に渡り人から人へと受け継がれ、神女達が生きる願いとともに「神歌」を神に捧げている・・・。2009年、九十歳を超えた車椅子の老婆達が島を出て東京へと渡る。コンサートホールの舞台に立ち、禁断の神歌を歌うために。満場の観客を前に彼女らは力を振り絞り、歌う…。ミャークの老婆達が歌い継ぐ神歌に触れられた貴重な機会は、おそらくこれが最初で最後となるであろう…

【沖縄宮古島】
東京から南西に2040km、沖縄本島から南西に310km、台北から380kmのところに位置する人口およそ5万5千人の島。霊場である御嶽での神事は、島外の者には容易く触れることのできない神聖な行いとされてきた。また、薩摩支配下の琉球王府によって1637年から1903年まで課せられた「人頭税」のため、人々は塗炭の苦しみを 味わったとされる。

制作・監督・撮影・録音・編集 大西功一 原案・監修・整音 久保田麻琴
出演 狩俣ヒデ、長崎トヨ、村山キヨ、譜久島雄太、嵩原清、本村キミ、ハーニーズ佐良浜、大西功一、高良マツ、浜川春子、友利サダ、盛島宏、宮国ヒデ、久保田麻琴
2011年/日本/カラー/HD/104分

田並劇場

田並劇場

本州最先端、和歌山県は串本町にある古い劇場をリノベーションし、2018年よりアトリエ、シアター、cafeとして運営しています。 〒649-3515 和歌山県東牟婁郡串本町田並1547 TEL 0735-70-1046 お問合せMail tacota@tanami.jp

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